ウェールズ・ラリーGBの金曜日、セバスチャン・オジエがスウィートラムのステージで通算500回目のステージ勝利を飾った。奇しくも彼が最初のステージ勝利を記録したのは2008年のラリーGBのまったく同じスウィートラムのステージ。WRカーのデビュー戦での2つめのステージだった。
オジエは木曜日のナイトステージでベストタイムを奪ってラリーをリード、ラリーGBにおける初の5年連続勝利記録にむけて好スタートを切ったものの、金曜日の朝のマディなステージでペースを上げられず、最初のループでは4位にとどまることになった。
しかし、彼はリグループでセッティングを変えて臨んだ2回目のループではふたたび大胆な走りを取り戻し、スウィートラムのステージ勝利をきっかけにチームメイトであり選手権のライバルであるオット・タナクに2.2秒差まで迫ることになった。
「いい気分で一日を終えることができたが、いくつかのセクションはかなり難しく、私はハーフレンの最初の走行ではグリップを読むのに苦労した。ステージの最後では少し失望したが、それ以外は僕らのためにはいい一日だった」とオジエは語った。
「今日は最初のステージ勝利を獲得したときと同じステージのスウィートラムで500回目のステージ勝利することになり、素晴らしいストーリーが生まれたね。僕はスウィートラムが好きなようだ。今日のループは本当にいいステージで構成されており、流れるステージと素晴らしいコーナーが続いてドライビングは本当に楽しいんだ。グリップをうまく読むことができるかぎり、ここは本当に楽しいよ。きっとエルフィンはもっと楽しかったのだろうと思う。彼はここではいい走りをすることはわかっていた。タイヤがうまく機能したとはいえ、強力なパフォーマンスがあったからだ。どんなタイヤがあったとしても、まずドライビングしなければならない。彼はトップに値するパフォーマンスだった」
「3人のチャンピオンシップの候補はすべて接近しており、僕が戦いをリードしたいなら、プッシュしなければならない。それが明日の計画だ。楽しむこと、プッシュすること、そして戦いが続くことを見守ることだ」