シトロエン・レーシングのセバスチャン・オジエは、今週行なわれるスペインでのプレテストにおいてターマックでのペースアップをはかり、7年連続のワールドチャンピオンに望みをかける。
オジエは先週末のウェールズ・ラリーGBにおいて選手権リーダーのオイット・タナクの今季6勝目を止めることができず、選手権では28ポイントの差をつけられている。
オジエは今シーズン、ターマック仕様のC3 WRCで速さを発揮させることに苦労してきたが、次戦ラリー・デ・エスパーニャ(10月24-27日)での2日間のターマックに向けて進歩をもたらすための解決策がすで見つかっていると楽観的である。
「いくつか良い構想が出ていて、僕がパリで少し走った時に細かな方向性をある程度見つけることがすでにできているが、それを今度のテストで確認していくことが必要だ。これによって僕たちはまた軌道に戻ることができるかもしれない」とオジエは語っている。
オジエはラリー・ドイッチュランドのターマックでは7位に終わっており、同じようなリザルトを繰り返すことになれば、彼の7回目のタイトルへの希望がそこで完全に断たれることになる。
「ドイツでは僕たちはペースではるかに遅れをとっていたことがかなり明白だった。だからこそ今週には結構大掛かりなテストも控えている。これは非常に重要になってくる、僕たちにとっては戦いに残るための唯一のチャンスだからね。ペースに関してあらゆるすべての面での進歩が必要になる」