WRC2019/11/12

オーストラリア、開催中止を決定

(c)Hyundai

 2019年の世界ラリー選手権の最終戦として予定されていたラリー・オーストラリアは、イベントのベースとなるコフスハーバー周辺エリアで発生している森林火災の影響によりキャンセルとなった。

 ラリー・オーストラリア主催者は、月曜日に当初予定されていた324.53kmから94.37kmに短縮した新しいルートを発表、アイテナリーの変更についてFIAの承認を待っていると発表していた。

 しかし、関係者によれば、WRCの利害関係者が火曜日の午後に新しいルートでの開催について議論する予定だったが、火災状況の悪化によって住民の避難があるにもかかわらずに開催すべきでないとの周辺地域での声があり、地元の消防も開催に反意を示していたことから主催者はFIAおよびWRCプロモーターにキャンセルへの申し立てを行い、これが承認されたという。

 前戦スペインの後、ヒュンダイはマニュファクチャラー選手権でトヨタを18ポイント差でリードしていたが、中止が正式に決まった場合にはヒュンダイの初のマニュファクチャラー王座が決定する。

 ラリー・オーストラリア主催者は現地時間の12時50分にイベントの中止を正式に発表した。