WRC2019/06/26

ギル、パートナーをMRFからJKタイヤに変更

(c)JK Tyre Motorsport

 3度のアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)チャンピオンであり、6度のインド・チャンピオンに輝いているガウラフ・ギルが、新たにJKタイヤからの支援を受けて2019年のWRC2に復帰することを発表した。

 ニューデリーを拠点として活動しているギルは、JKタイヤとともにラリーのキャリアをスタート、その後、MRFタイヤのチームに移籍して、彼らのもとで2013年、2016年、2017年にAPRCを制している。

 ギルは昨年、世界進出を計画するMRFとともにWRC2へのデビューも果たすことになったが、MRFがテストと開発作業を優先させるため2019年シーズンへの参戦を見送る決定をしたことで再びJKタイヤとの連携を選ぶことになった。

 ギルは、2018年と同様、Mスポーツがプリペアするフォード・フィエスタR5を再びドライブすることになる。スケジュールの詳細についてはまだ明らかにされていないが、彼はWRC2カテゴリーでのグラベル・ラリー数戦に参戦すると予想されており、9月のラリー・トルコがその復帰戦の舞台として見られている。

 ギルは、インドでラリーチームを再始動させたJKタイヤにパートナーをスイッチすることでWRC2プログラムへの復帰が実現することとなったと説明した。

「MRFにはこれまでに支援してくれたことに本当に感謝している。しかしスポーツマンが何もしないでただ座っているわけにはいかない。そしてこういったスポーツにおいては、常に活動を続けていることが特に重要になっている。だから僕は、今年の世界選手権への参戦を求めてJKをパートナーとして選んだ」とギルは語っている。

 ギルとJKタイヤとの関係はWRC2よりもさらに先を見据えており、37歳の彼は、新たにJKタイヤが立ち上げたワークスチームからインド国内ラリー選手権への参戦を行うことを表明している。