WRC2019/01/16

グロンホルム、ヤリスでスウェーデン参戦を発表

(c)GRX Team

 2度のワールドラリーチャンピオンであるマーカス・グロンホルムは、来月のラリー・スウェーデンでトヨタ・ヤリスWRCを駆って9年ぶりに世界ラリー選手権の舞台に帰ってくることを正式に発表した。

 グロンホルムは、トヨタGAZOOレーシングWRTでの参戦ではなく、プライベーターとして初めて4台目のヤリスWRCを駆ることになる。コドライバーは、彼とともにここで過去5勝(2000、2002、2003、2006、2007年)を飾っているティモ・ラウティアイネンが務める。

 スウェーデンがスタートする1週間前に51歳になるグロンホルムは自身の誕生日プレゼントとしてラリー・スウェーデンを楽しみたいと語った。

「これは自分自身への誕生日プレゼントとしてラリー・スウェーデンの素晴らしい道路を楽しみたいんだ。このイベントでは忘れられない思い出がたくさんある。2000年に初めてWRC優勝を飾ったのはここだった。だからもう一度ラリーを走ることにしたんだ」

「ラリードライバーとしては年齢をとりすぎているので、それに応じたドライブになるよ。しかし、私のスタート順は他の人よりも後ろになるので、まだ何かをやり返すことができるかもしれないね」

 グロンホルムは、2017年にラリー・フィンランドのハルユのストリートステージでヤリスWRCをデモンストレーションのためにドライブした経験をもつが、本格的なステージでの走行経験はない。グロンホルムは、スウェーデンの前に行うプレテストがヤリスをもっと知るためのいいチャンスになると語った。

「いいフィーリングを得るためにできるだけ多くの距離をドライブしたいんだ。自分でクルマをセットアップして時間を無駄にするつもりはないが、代わりにトヨタからうまくいくと思われるセットアップを取得するつもりだ」