WRC2018/06/20

シトロエン、オストベルグの追加参戦を決定

(c)Citroen

 シトロエン・レーシングは、マッズ・オストベルグがスペインを除く今季後半の5戦にシトロエンC3 WRCで追加参戦させることを発表した。

 シトロエンはポルトガル後にクリス・ミークを解雇したことで、チームとフル参戦の契約をもつドライバーはクレイグ・ブリーンのみとなったため、サルディニアの結果によってフィンランド以降のチーム体制を判断するとしていた。

 オストベルグは今季これまでシトロエンからスウェーデン、ポルトガル、サルディニアへの3戦に出場、以降の参戦計画については白紙だったが、今回の決定により、次戦フィンランドだけでなく、以降のドイツ、トルコ、GB、オーストラリアの5戦へ追加で参戦する。

 チーム代表のピエール・ブダールは、オストベルグがチームの再編に役立ってくれるはずだと語った。

「我々は現在、すでに2019年に向けて進めているチーム再編成のフェーズに入っているが、その前には今シーズンを可能な限り終えなければならない。マッズは、世界選手権とC3 WRCの両方についても経験をもっており、間違いなく、我々が安定してリラックスしたやり方で前に進すむのを助けてくれるはずだ」

 オストベルグはふたたびシトロエンから出場できる機会ができたことを喜んでいる。

「シトロエン・レーシングとの競争を続ける機会が増えたことを大変光栄に思っているよ! 数年前に一緒に働いていたチームに戻ってからこれまでの3戦を走り、チームに戻ってきたことを本当にうれしく思っていたんだ。シトロエンとピエール(・ブダール)が僕の場所を用意してくれたことを誇りに思うし、次の数戦で最高の結果でその期待に応えたい。C3 WRCにも慣れ始めているし、僕の大好きなラリー・フィンランドはもう間もなくだ。追加で出場する5戦でいい結果を出せると確信しているよ」

 また、ドイツへの追加参戦が噂されたセバスチャン・ローブについて、シトロエンは予定どおりに今季はスペインのみとなることが確定したと発表している。