シルクウェイ・ラリーは12日、第5レグを迎え、シリル・デプレとデビッド・カステラのペアがトリッキーなステージでプジョーDKRをうまく操り初めてトップタイムをマーク、チーム・プジョー・トタルは連続ステージ勝利数をさらに伸ばした。
ナビゲーションが大きな課題となった5日目、新しいプジョーDKRマキシを駆るセバスチャン・ローブとダニエル・エレナは、高いブッシュに阻まれ、正しい方向を探すことに手間取り、総合2位につけるデプレより17分遅れてフィニッシュしたものの、まだ50分の大差をつけて総合でラリーをリードしている。
「モスクワを出発してから5日目となったが、僕たちにとっては初めてトラブルの無い本当に良い一日だったと思う。雨と泥も解消され、いい一日だった」とデプレは語った。
「草が非常に高く、前の道がほとんど見えない中で、デビッドは本当にいい仕事をしてくれた。これは僕たちにとって最初の勝利だ。ライバルたちから多くのタイムを奪うことができたことも良かった。今後、毎日このようになることを願っているよ」
前日に横転によって大きな遅れを喫したステファン・ペテランセルとジャン・ポール・コトレは、フロント右のショックアブソーバが壊れたため、ステージ上で修理する必要が生じ、デプレに対して52分を失った。
明日はセマイからカザフスタン南部のウルザールに向かう合計597.13km、競技区間387.86kmのルート。オフロードのセクションでは、多くのトラップが潜んでいる可能性があるため、注意が喚起されている。今日同様、優れたナビゲーションが重要となる。