WRC2018/01/13

スニネン、Mスポーツ・フォードから8戦へ

(c)M-Sport

 テーム・スニネンは、今季、Mスポーツ・フォード・ワールド・ラリーチームのフォード・フィエスタWRCで8戦に参戦することが決定した。

 23歳のスニネンは、2017年のポーランドで初のステージ勝利を獲得するなどWRCのトップカテゴリーに衝撃的なデビューを飾り、フィンランドでは表彰台まであと一歩に迫っている。

 スニネンは今季、世界チャンピオンのセバスチャン・オジエとエルフィン・エヴァンスに加わり、Mスポーツ・フォードの3台目のフィエスタWRCで2月のラリー・スウェーデンからプログラムを開始、そのあとメキシコ、ポルトガル、イタリアのグラベルラウンドに続いて彼の母国イベントとなるフィンランドの後、よりダートなラウンドとなるトルコ、GB、そして最後はミックス路面のスペインに参戦する。

 スニネンのプログラムは、2018年のチャンピオンシップがバーミンガムのイベントで開始されてから24時間後の金曜日、オートスポーツ・インターナショナル・ショーで発表された。

「僕の計画は、リラックスした状態でそれらのラリーをスタートすることだ。これは今を逃したら2度とチャンスがないといったシチュエーションではないし、僕はドライバーズチャンピオンシップでの順位に集中する必要もない。1つ1つのラリーを順調にこなして、僕たちが行うすべてのイベントを最大限に活用したい」と彼は語った。

「僕たちはこの機会を最大限に活用する必要があり、それがまさに僕たちがやろうとしていることだ。僕はトップ仕様のWRカーを再びドライブすることをとても楽しみにしている。そしてできる限り多くを学ぶことを目指している」

 スニネンはさらにラリー・モンテカルロとラリー・ドイッチュラントではサポートカテゴリーのWRC2にフィエスタR5で参戦し、さらに経験を深めるつもりだ。

 Mスポーツ代表のマルコム・ウィルソンは、スニネンが新世代のフィンランドのラリースターの最前線を走っており、競争の激しいMスポーツの若手育成プログラムから抜きんでていることを認めている。

「テームは非常に才能のある若手ドライバーであり、将来のラリー勝者であることは否定できない」とウィルソンは語った。

「今年は8回のラリーで、彼はトップレベルでキャリアを発展させるために不可欠な経験を得るだろう。彼が1度か2度表彰台に挑戦しても、私は全く驚かない」