アメリカン・ラリークロス(ARX)第3戦が、カナダのトロワ・リヴィエールで行われた世界ラリークロス選手権のカナダ・ラウンドが行われ、フォルクスワーゲン・アンドレッティ・ラリークロス(VARX)のスコット・スピード(フォルクスワーゲン・ビートル)がテキサス・オースチンで開催された前戦に続き、またしても予選、セミファイナル、そしてファイナルのすべてのレースを制して完全優勝を飾った。
スピードはファイナルでもポールポジションから独走、予選2位で勝ち進んでファイナルのフロントローからスタートしたロエンブロ・モータースポーツのケン・ブロック(フォード・フォーカスRS RX)をタンナー・ファウスト(フォルクスワーゲン・ビートル)が1コーナーでパス、VARXの2台がファイナルを1-2体制で引っ張り、そのままフィニッシュすることになった。
ブロックはファウストに激しくノーズを擦り付けるようにプッシュしたものの、フォルクスワーゲンの2台には届かず、3位の表彰台を飾っている。
スバル・ラリーチームUSAのチームメイト同士による激しい4位争いは、パトリック・サンデル(スバルWRX STI)がジョーカーでクリス・アトキンソン(スバルWRX STI)を抜いて4位でフィニッシュしている。
また地元戦にスバル・ラリーチームUSAから出場したジャック・ヴィルヌーヴ(スバルWRX STI)はQ3でサスペンションを壊してリタイアとなり、セミファイナルにはどうにか最後尾に出走できたが右フロントタイヤのパンクのためにリタイアとなっている。