ERC2019/05/28

ソルベルグ、「人生で最大の一日になった」

(c)ERC

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 ラリー・リエパーヤでヨーロッパ選手権に初優勝を飾った17歳のオリヴァー・ソルベルグは、これまでの人生で最大の一日になったと勝利の喜びを語った。

 ソルベルグは、アレクセイ・ルクヤヌクが自身のヒーローだったと明かすとともに、ラリー前には彼のあらゆるイベントのオンボード映像をチェックしており、ラリーの最中も『ルクヤヌクならこのコーナーをどう走るか』と常に考えて走っていたと記者会見で告白した。

―オリヴァー、優勝おめでとうございます! FIAヨーロッパ・ラリー選手権の最年少勝者となりました。どんな気持ちですか?

ソルベルグ:「言葉が見つからない。びっくりだよ。とても幸せだ。最高だよ」

―あなたにとってこの勝利はどんな意味をもっていますか?

ソルベルグ:「人生で最大の一日になったよ。僕が今にやったことのなかで、これほどうまくいったことはない。信じられないことだし、それを理解することができないよ。とても完璧なラリーだった。最後から2番目のステージでは、私は慎重になりすぎて、硬いドライブになってしましった。それからこの週末を通してやってきたとおりにやろうと思って、全開で走ったんだ。最後のステージも勝利できたし、素晴らしい気分だよ」

―あなたがフォルクスワーゲン・ポロGTI R5でグラベルイベントに参戦したのは、これが初めてでした。

ソルベルグ:「SS1で最速タイムを出し、6秒のギャップが開いたときには驚いた。予想もしていなかった。おそらく長期的には最善の計画ではなかったが、僕は常に最初から思いっ切り行きたいので、いつも最初から全開なんだ。最初のステージで最速タイムを出すことは間違いなく夢だった」

―今週末の13ステージのうち、10ステージを勝利しました。ロシアの『ロケット』、アレクセイ・ルクヤヌクに勝利した気持ちはどうですか?

ソルベルグ:「彼は常に僕のヒーローであり、レースの前、僕は彼のエストニアやラトビア、エヴォなど、すべてのビデオを見た。僕は父に、『どうすれば彼のように早く走ることができるのだろう』『僕には決してできない』と言っていた。そしてSS1で6秒勝利したので、『何が起きたのだろう』と思った。信じられない思いだったよ」

ペター・ソルベルグ:「ルクヤヌクに言いたい。彼らが言っていることはでたらめではなく、本当だ。彼はレッキの後、僕のところに来て、『レッキをしてきたよ。僕はルクヤヌクがマシンでコーナーをプッシュしている時のようにペースノートを書いてみた』と言ったんだ。ルクヤヌクはスペクタクルで正確な正しいドライビングスタイルを持っており、若者たちがそうしてみたいと考えることは素晴らしいことだ。(彼から)そういう言葉がでるのは、信じられないほど素晴らしいことだよ。僕は息子にこう言った。『自分のペースノートを書いているときに、ルクヤヌクについて考えてはいけない。それは間違っている。自分自身のペースノートに集中しなければならない』ってね。だが、素晴らしいことだ」

アレクセイ・ルクヤヌク:「ありがとう、チャンピオン、ありがとう」

―オリヴァー、ここはあなたが自分でペースノートを作った初めてのラリーのうちの1つでしたね。

オリヴァー・ソルベルグ:「そうだ。これまでは父がペースノートを手伝ってくれたが、今は自分でやる準備ができている。この勝利は、それがかなり優れていたことを示している。いくつかのステージではちょっとタフすぎたが、オーケーだった。レッキの時、僕は父に、『ここはフラットアウトにできると思う。ルクヤヌクなら間違いなくフラットアウトなので、僕もやってみたい』と言ったんだ。僕はドライブしていたとき、いつも『ルクヤヌクならこのコーナーをどう走るか』と考えていたんだ!」