WRC2021/09/17

ソルベルグ、ジョンストンとのコンビを解消

(c)Hyundai

 オリヴァー・ソルベルグは、自身のソーシャルメディアにおいてコドライバーのアーロン・ジョンストンとの3年間にわたるパートナーシップを解消したことを発表した。

 前日にはアドリアン・フールモーがコンビ解消を発表するなど、今シーズンは多くのドライバーがパートナーを変更するケースが相次いでおり、今度はソルベルグがジョンストンと別々の道を歩むことになったことを発表した。

 二人は、2019年にラトビア選手権のラリー・アルスネーで初めてコンビを組み、ラトビア・ラリー選手権とともにバルチック・ラリー・トロフィーのタイトルに輝き、2020年にはヨーロッパ・ラリー選手権のERC1ジュニアのタイトルを獲得している。ソルベルグはまた今季、ヒュンダイ・モータースポーツのジュニアドライバーとしてWRC2に出場するチャンスを掴むとともにWRカーデビューを果たし、飛躍の一年となっている。

 ソルベルグにとっての初のヒュンダイi20クーペWRCでのデビュー戦となったアークティック・ラリー・フィンランドではジョンストンがCOVID-19検査で陽性を示したため、セブ・マーシャルが代役を務めていたが、ジョンストンとはサファリ・ケニア・ラリーにi20クーペWRCに出場している。

「アーロン・ジョンストンと一緒に素晴らしい3年間を過ごしてきたが、今回、別々の道を歩むことになった」とソルベルグは述べている。

「2019年のラリー・アルスネーでのデビュー戦での勝利、2019年ラトビア・チャンピオン、スバル・モータースポーツUSAでのアメリカでの勝利、WRCデビューやWRCでのクラス初勝利、2020年ERC1ジュニア・チャンピオン、そして直近のラリー・ディ・アルバでの勝利など、一緒に過ごしたたくさんの素晴らしい思い出がある」

「アーロンには、この3年間のハードワークとプロフェッショナリズムに感謝するとともに、今後の活躍を期待したいと思う!」

 ジョンストンの後任は確定していないが、ソルベルグは、10月1日から3日にかけて開催されるラリー・フィンランドに、ヒュンダイ・モータースポーツのi20 N Rally2で参戦し、その2週間後にはラリー・デ・エスパーニャでi20クーペWRCを駆る予定となっており、まもなく新しいコドライバーを発表するものと見られている。