WRC2019/03/04

タナク、「GRスープラは野獣だ!」

(c)TOYOTA GAZOO Racing

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 TOYOTA GAZOO Racingは、オイット・タナク、ヤリ-マティ・ラトバラ、クリス・ミークによるGRスープラのフルスロットル・インプレッションをYoutubeなど動画サイトで公開した。

 いよいよこの春に日本でも発売されるGRスープラ。発売に先がけてTOYOTA GAZOO Racingに所属する主要ドライバーとともに、世界ラリー選手権に出場する3人のドライバーも富士スピードウェイでGRスープラの走りを存分に楽しんだ動画が公開された。

 タナクはGRスープラの走りを「自然と笑顔になってしまう」と表現した。

「絶妙なコーナーだ、本当に驚きだよ。自然と笑顔になってしまうな。スーパードリフトも楽しめる。トウキョードリフトだ!」とタナクは語った。

「僕はラリーのドライバーだが、(このクルマからは)レースカーの感覚を読み取れる。性能の限界に挑戦してみたが、驚くことに恐怖を感じなかった。反応に無駄がないんだ。だからこそ限界までスムースな操作感が続く。スープラは『野獣』だ。走ると野獣が唸り声を上げ、デザインからは闘志が漲る。スープラは速く走る運命のもとに生まれた。レーシングドライバーの走りを体験するにはこの上ない存在だ。トヨタのエンジニアはすべての知識をここに詰め込んだ。レースやラリー、これまでの戦いで培った知識をね。つまりこのクルマは歴史の集合体だ。文句のつけようはない、まさに完全無欠だよ」

「スープラの発売を待っていた人にはこう言いたい。待ったかいがあるよってね!」とラトバラは語った。

「本当に楽しかった。もっとドライブしていたかったよ。運転の感覚が非常に良くて、ステアリングを切ると自分の想像通りに曲がるんだ。エンジンもバツグンだね、爆発的というより無限だ。絶えずパワーが出てくるんだ。タイラップのような感じかな。ひっぱるとだんだん締まるけど、どこまでも伸び続ける。エンジンもそんな感じだ。アクセルを踏むと、一瞬だけではなく、いつまでもパワーが絶え間なく出てくるんだ。スープラは攻撃的だね。外見もそだし、トラクション・コントロールを切るとアグレッシブだ。まさしく怪物だよ。その力を解放させると、闘争心の塊だ。スープラは生産終了から久しかったけど待望の新型が出た。すばらしい外観で洗練された走り、日常のクルマでもレースカーでもある。それがスープラだ」

 ミークは隣にトミ・マキネン代表を乗せて、二人で笑顔をみせながらドライビングを楽しんだ。

「バランス、パワー、そしてこのエンジンサウンド!」とミークは語った。

「フロントの感覚がいい。操作感とコーナリングが申し分ない。バランスが良くて操作性も精密なんだ。スープラはすごいよ。すべてのパーツが互いに相乗効果を生み出している。強力なエンジンがあってもシャシーが貧弱だったり操作性が悪いと意味がない。僕にとってすべての一体感が必要だ。このクルマはドライバーすら一体になれる。本当にほしいね。いますぐ乗って帰りたいけど、もうたくさんの人が届くのを待っているだろうね。ただ待つ価値はある。それだけ特別なクルマだ。僕はモータースポーツの人間だから、限界を試したくなる。このクルマはゆっくりと良いペースでリミットを迎える。そしてその最高値をほどよく維持するんだ、本当に感激したよ」

 マキネン代表もニコニコ顔でコドライバー・シートでもバランスの良さを感じることができるとコメントした。

「素晴らしいステアフィールだった。ターマックでは本当に楽しいクルマだろうね。横に乗っているだけで、たしかにバランスの良さをかんじたよ。そしてサウンドもいいね!」

 GRスープラは、この春の発売に先がけて全国のGR Garageにて期間限定で特別展示が始まっている。くわしくは、「GR SUPRA FULL THROTTLE IMPRESSION」特設サイトをチェックを! https://toyotagazooracing.com/jp/gr/supra/grgarage/