WRC2018/01/18

トヨタのテン・ブリンケが初のステージ勝利

(c)DAKAR2018

 トヨタGAZOOレーシングSAのベルンハルト・テン・ブリンケが2018年ダカールラリーのステージ11で初のステージウィンを飾った。総合首位は依然としてチーム・プジョー・トタルのカルロス・サインツがリード、50分45秒差でステファン・ペテランセルが続き、優勝争いは二人に絞られている状況だ。

 ベニンからチレシトまでの競技区間281kmで争われたステージ11、テン・ブリンケはこの日の大半をリードし、自身2度目のダカールのステージウィンを獲得した。彼のステージウィンは、2016年の短いオープニングステージで初のステージウィンを飾って以来となった。プジョーのシリル・デプレがテン・ブリンケから4分35秒遅れの2番手タイムでこの日をフィニッシュした。

 現在総合トップのサインツと総合2位のペテランセルが、ステージ3位と4位で入った。水曜日の2人の争いは、サインツが序盤をリードし、一時はペテランセルのペースを3分上回った。彼はステージ終盤に向かって失速したものの、最終的に僅か10秒ではあるがペテランセルに対してリードを広げた。テン・ブリンケのチームメイトのナッサー・アル-アッティーヤが5位、ジニール・ドゥ・ヴィリエが6位となっている。アル-アッティーヤはサインツから1時間14分遅れでプジョーの2人を追い、総合3位で続いている。


 新しいXレイド・ミニバギーを駆るミッコ・ヒルボネンは、2つのオープニング・ウェイポイントを最速で通過し、初のステージウィンに挑戦するかに思われたが、このステージ107km地点でクラッシュして修理に長時間を要したため、目標は未達に終わった。

 2018年ダカールも残すところ3ステージ、1012kmのみ。2010年以来勝利から遠ざかってきたサインツが、1時間近いリードを得たまま、プジョーにとっての最後のダカール挑戦を有終の美で飾ることができるだろうか。