WRC2017/10/14

ヒュンダイ、オーストラリアは3台にチーム縮小

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、2017年の世界ラリー選手権最終戦ラリー・オーストラリアでは3台のラインナップに戻すことを発表、ティエリー・ヌーヴィル、アンドレアス・ミケルセン、ヘイデン・パッドンがヒュンダイi20クーペWRCを駆ることになる。
 
 ヒュンダイはシーズン終盤戦での体制強化を狙って次戦のラリーGBでは今季初となる4台体制での参戦を決めている。しかし、オーストラリアにはロジスティックスの問題があるため、ふたたび3台に戻して最終戦を戦うという。

 ヒュンダイによれば、シーズン最終戦でチームに競争力をあることを証明してシーズンを締めくくることを目標としてドライバーを選出しており、ここ数年の実績からダニエル・ソルドがチームを外れることになったようだ。ミケルセンは昨年のオーストラリアで優勝、ヌーヴィルも2013年に続いて昨年2度目の表彰台を獲得しており、パッドンは3回連続6位を獲得している。

 チームディレクターのミシェル・ナンダンは次のように述べている。

「ラリー・オーストラリアには理想には4台のエントリーで挑みたかったが、そのロジスティクスの複雑さにより不可能となった。我々は、オーストラリアのグラベルにおいてもっとも強力な体制で臨むために総合的な判断からクルーの組み合わせを決定しなければならなかった」とナンダンは語った。

「ティエリーは去年、チームにとって初めてオーストラリアの表彰台を獲得しており、アンドレアスとヘイデンもここでめざましい活躍を年々みせている。我々は可能な限り競争力のあるやり方でシーズンを終え、来年のために強力な基盤を築きたいと思っている。それがオーストラリアにおける我々の目標となる」