WRC2021/03/23

ヒュンダイ、クロアチアでもブリーンを起用

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、世界ラリー選手権の次戦、クロアチア・ラリーのチームラインナップを発表、ティエリー・ヌーヴィルとオイット・タナクのレギュラーメンバーに加えて、クレイグ・ブリーンをサードドライバーとして起用、前戦のアークティック・ラリー・フィンランドと同じ布陣で出場することを正式に表明した。

 ブリーンは、これまでヒュンダイからWRCのターマックラウンドに出場した経験はないものの、昨年幻となったイープル・ラリー・ベルギーのラインナップに選ばれ、10月にはベルギーのアーロヴァ・ラリーに出場した経験をもっている。彼は、ヌーヴィルとともにヒュンダイi20 R5のステアリングを握って今月初旬にイタリアで開催されたラリー・イルチョッコに出場したことから、クロアチアでヒュンダイからターマックデビューの可能性が高まったと囁かれていた。

 ヒュンダイは今季、サードドライバーについてはブリーンとダニエル・ソルドを交互に起用することを明らかにしている。ソルドがターマックラウンドでメンバーを外れることは驚きでもあるが、アークティックとクロアチアをスキップすることで理論的には選手権での有利なスタートポジションをもってポルトガルとサルディニアでのグラベルラウンドではサードドライバーとして起用されるものと見られている。