WRC2020/01/28

ヒュンダイ、スウェーデンでブリーン起用を発表

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、2月13-16日に開催される世界ラリー選手権第2戦ラリー・スウェーデンに出場を予定していたセバスチャン・ローブに代えて、クレイグ・ブリーンを起用するラインアップを発表した。

 マニュファクチャラーチームは今季から次戦のラインナップとノミネートドライバーについては前戦のゴール翌日の月曜日12:00まで正式決定の猶予が認められており、ヒュンダイはモンテカルロが終わった翌日の28日にスウェーデンのラインナップの変更をアナウンスした。

 ラリー・モンテカルロで初優勝を飾って選手権リーダーのティエリー・ヌーヴィル/ニコラ・ジルスールとともに、大きなアクシデントによってリタイアしているオイット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤが予定どおりにスウェーデンに出場することになり、以前にアナウンスが行われていたローブに代えてブリーン/ポール・ネーグルがカーナンバー42のヒュンダイi20クーペWRCを駆ることになる。

 ブリーンの起用について、ヒュンダイ・モータースポーツのチームディレクターを務めるアンドレア・アダモは、走行順をもっとも考慮したラインアップだと説明した。

「我々はスウェーデンのラインナップとしてティエリー、オイットに加えてクレイグ・ブリーンを起用することを決定した。これは走行順をもっとも考慮した結果であり、可能なかぎり最適なオプションによって、もっともコンペティティブな結果を目指したものだ。クレイグは2018年のスウェーデンで2位でフィニッシュしており、我々はパフォーマンスとともに、昨年、i20クーペWRCで見せたポテンシャルに基づいて彼を選んだ」

 ヒュンダイは、今週、スウェーデンにむけたプレテストを予定していたが、その地域には雪と氷がなかったことから、ラリーに近いエリアにおいてイベント前週の2月5-7日に3人がテストを行うことを検討していると説明している。