WRC2021/01/17

ヒュンダイ、新しいエアロのi20クーペWRCを公開

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、フロントのエアロを大きく進化させた2021年仕様のヒュンダイi20クーペWRCを新しいカラーリングとともに発表した。

 ヒュンダイはフロントのダウンフォースの効果を高めるために昨年の夏前からいくつかのエアロを試しており、ときにはテストだけではなく、エストニアのケハラ・ラリーなど実戦でも比較のために新旧エアロをテスト、アップデートのチャンスを待ってきた。

 12月に行われたラリー・モンテカルロのテスト時にもフロントの複雑なダイビングプレーンが目撃されていたが、当初、上部のダイビングプレーンに鋸歯状のサイドリップが設けられているようにも見えていたが、今回公開された2021年仕様の公式写真からダイビングプレーンそのものが4枚羽をもつ複雑な形状となっていることが明らかとなっている。

 また下段のダイブプレーンはエンドプレートをもっており、より多くの空気を流して上部のダイビングプレーンの効果を高めているように見える。

 フロントフェンダー上部の後端にはこれまでのようなウイングレットを備えているが、ガーニーフラップをもつ新しい形状に改められている。フェンダー後端にもガーニーフラップを備えている。

 リヤについてはウイングおよびディフューザーのエアロについてはいまのところ目につく変更はないように見える。