ヒョンデ・ワールドラリーチームは、4月20〜23日に行われるWRC第4戦クロアチア・ラリーのラインナップを公開、ティエリー・ヌーヴィルとエサペッカ・ラッピに加えてクレイグ・ブリーンをサードドライバーとして起用することを発表した。
ヒョンデは今季、3台目のi20 N Rally1をダニエル・ソルドとブリーンの二人でシェアしてシーズンに挑んでいる。ソルドは開幕戦モンテカルロに続いて、前戦のメキシコに出場、表彰台争いが期待されたが、初日にタイヤをパンクさせてしまい5位に終わっており、ブリーンは2位表彰台を飾ったスウェーデンに次いでこのクロアチアが2戦目の登場となる。
非常にテクニカルでトリッキーな路面をもつクロアチア・ラリーはこれまでに2度開催されているが、ザグレブをベースに行われるこのイベントに参戦したことがないソルドと異なり、ブリーンは2度とも出場している。2021年にはヒョンデから参戦して8位となっており、Mスポーツ・フォードから出場した2022年は表彰台まであと一歩に迫り、4位でフィニッシュしている。
ブリーンは今季、ヒョンデ・ポルトガルからポルトガル選手権にも出場しており、ERC開幕戦と併催されたラリー・セーハス・デ・ファフェではポルトガル選手権開幕戦で優勝を飾っている。このあと母国アイルランドに戻り、ウエストコーク・ラリーにフォード・シエラRSコスワース4x4で参戦した後、3月31日〜4月1日に開催されるポルトガル選手権第2戦ラリー・アルガルべへと向かう