WRC2024/09/05

ヒョンデ、ヌーヴィルとの契約延長を発表

(c)Hyundai

 ヒョンデ・モータースポーツは、アクロポリス・ラリーがスタートする木曜日の朝、ティエリー・ヌーヴィルとの契約を1年延長したことを発表した。2025年はヌーヴィルによってヒョンデでの12年目のシーズンになる。

 ヌーヴィルはヒョンデがWRCに復帰した2014年からチームに加わり、その年のラリー・ドイッチュランドでキャリア初優勝を飾り、これまでに20勝、59回の表彰台、371回のステージ優勝を積み重ねてきた。

 ヌーヴィルは2019年と2020年にヒョンデのマニュファクチャラーズ王座に貢献、今季は3度目のマニュファクチャラーズタイトルとともに初のドライバーズ王座を目指している。

「このスポーツにおいて、僕らほど長いパートナーシップはあまりないが、2014年以来、僕らは共に大きな成功を収めてきた。このチームは僕にとって第二の家族であり、この野心とモチベーションは年々高まっている」とヌーヴィルは語っている。

「2025年の世界ラリー選手権シーズンに向けて、ヒョンデ・モータースポーツとの契約を延長できることをとても嬉しく思う。今シーズンの終わりにヒュンダイとともに初のドライバーズタイトルを獲得し、それを12年目につなげることができれば、とても光栄なことだ。僕たちの未来がどうなるのか楽しみでならないよ」

 ヒョンデは来季についてはオイット・タナクとの契約を結んでいることから、ヌーヴィルとタナクという二人のドライバーが新シーズンもチームを率いることになる。ヒョンデ・モータースポーツ社長兼チーム代表のシリル・アビテブールは、次のようにコメントしている。

「2025年の世界ラリー選手権に、オイット・タナクとともにティエリー・ヌーヴィルを起用できることをうれしく思う。この競争力のあるペアをヒョンデ・モータースポーツで維持することを決定したことは、2025年に再び3つの選手権タイトルを狙うシリーズへの我々のコミットメントを強調するものだ」

「ティエリーは当初からヒョンデ・モータースポーツに在籍し、この11年間、ステージでもファクトリーでもチームにとってかけがえのない存在であることを証明してきた。彼とコドライバーのマルティン・ウィダーゲが来季の契約を結んだことで、我々はこのスポーツの頂点で戦い続けるために必要な要素をすべて手に入れることができた」