シュコダ・モータースポーツは、新しいシュコダ・ファビアRS Rally2を来週ドイツで開催されるインターナショナル・ラウジッツ・ラリーで、アンドレアス・ミケルセンのドライブで待望の競技デビューを飾ることを正式に発表した。
ファビアRS Rally2は、ミケルセンやクリス・ミーク、シュコダの伝説的存在であるヤン・コペツキらによって開発テストを行われたあと、6月にシュコダの本拠であるムラダモレスラフのファクトリーで公開、8月1日のFIAホモロゲーションを経てラリー・フィンランドでデビューを果たす計画だった。
世界情勢の変化に伴うサプライチェーンの問題によって、カスタマーに向けたスペアパーツの安定供給を約束できないとして、シュコダはデビューと販売の計画の中断を余儀なくされてきた。
シュコダ・モータースポーツのボス、ミヒャール・フラバネックは以前から、ファビアRS Rally2のデビューの時期については「最も重要なことは、すべての準備が整っていることと、販売したマシンのサポートするためのパーツがあることだ」と明言してきた。
関係者によれば、ファビアRS Rally2の1号車は、トークスポーツに納車され、ミケルセンがこのマシンを駆ってトーシュテイン・エリクセンとともにラウジッツ・ラリーにおいてデビューさせるという。
ラウジッツ・ラリーは、11月4〜5日にチェコ国境にも近い東部ドイツのグラベルを舞台に10SS/134.64kmで争われる。