WRC2018/01/16

ブダール、シトロエン・レーシング新代表に就任

(c)Citroen

 シトロエン・レーシングの新しいチーム代表にピエール・ブダールが就任することが明らかとなった。

 イヴ・マトンが、シトロエン・レーシングを辞任してFIAラリーディレクターに就任することが決まったため、ブダールはチームの新しいボスとして今季の開幕戦ラリー・モンテカルロから世界ラリー選手権の現場でシトロエン・トータル・アブダビ・ワールドラリーチームを率いることになる。

「グループPSAは、モータースポーツに対する私の情熱とエンジニアリングキャリアを運命づけるユニークな機会を私に与えてくれることになった。世界で最も有名な競技チームの1つを運営することは想像もできなかった。私には特別なチームの代表として最高のものを手に入れるよう努力することが指令されている」と53歳のブダールは語った。

 ブダールは1989年にエンジニアとしてPSAグループに入社、グループNのプジョー309でラリーに出場した経歴ももっている。彼はフランスとアジア地域に勤務したあと、2010年からロードパフォーマンスカーの開発に従事、2016年からPSAモータースポーツのカスタマーレーシング部門を率いて、シトロエンC3 R5の開発を行ってきた。