WRC2016/07/15

マキネン、貴元と大輝の成長に自信

(c)ERC

 TOYOTA GAZOO Racingチーム代表のトミ・マキネンは、育成を手がけてきた勝田貴元と新井大輝の成長を今週末のラリー・エストニアで確認できるのを楽しみにしている。

 貴元と大輝はTOYOTA GAZOO Racingチャレンジ・プログラムに抜擢されてから、およそ1年間にわたってトミ・マキネンの元で指導を受けながらフィンランド選手権などに挑んできた。

 二人はともにグループR4規定のスバル・インプレッサWRX STIで経験を積んだあと、6月に行われたフィンランド選手権第4戦サスタマラ・ラリーからフォード・フィエスタR5にステップアップ、戦いのレベルをさらに上げるべく、二人は、今週行われるラリー・エストニアにおいてヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)にデビューすることになっている。

 マキネンは、高速のグラベルイベントとなるラリー・エストニアが今月末の予定される世界ラリー選手権(WRC)ラリー・フィンランド参戦に向けた理想的な準備となると語った。

「勝田と新井は、彼らがこのプログラムを開始したころに比べてめざましい進歩を遂げたことを報告できることをうれしく思う。二人ともラリドライバーとしてさらなる経験が必要なことは言うまでもないが、10カ月に及ぶ指導を行ってきたことで、彼らがさらなる成長の可能性をもっていることを私は確信している。我々のインストラクター・チームも彼らの能力と技術を最大限に高めるためにやれることはすべてやるつもりでいる」

 貴元のコドライバーはこれまでどおりにダニエル・バリット、大輝は前戦からグレン・マクニールとのコンビに戻している。

 ラリー・エストニアは7月15日の夜に行われる1.33kmのタルトゥ・ステージで開幕する。