WRC2017/01/18

マルコム、カーナンバー1に全員が燃えている

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 Mスポーツ代表のマルコム・ウィルソンは、セバスチャン・オジエをチームに迎え、チーム史上最強のドライバーラインナップで戦う2017年の世界ラリー選手権が記憶に残るシーズンとなることを確信している。

 ウィルソンは、ラリー・モンテカルロをフォード・フィエスタWRCがカーナンバー1を付けてスタートすることにチームのみんなが燃えていると語った。

「新たな時代の幕開けまで、あと僅かだ。ようやく、すべての苦労が報われるかどうかを確認する機会がやって来る。我々のチームはこのマシンに、計り知れないほどの献身を捧げて来た。それは私にとって非常に特別な晴れ舞台となる。ここまで到達するために昼夜を問わず働いていてきてくれたチームのすべてのメンバーのおかげだ」とウィルソンは語った。

「我々はまた新たな素晴らしいマシンを製作できたと感じているが、競技で初めて全チームが出会うまでは、何が起こるか分からない。興奮が高まるのを感じる。ラリーにとってスペクタキュラーな一年となるだろう。そして我々は、ここ数年来で最も強力なドライバーのラインナップを持っている」

「時間が足りないと感じるのは常だが、我々の場合は、特にそうだ。セバスチャン(・オジエ)は一流だが、フィエスタのシートで過ごしたタイムは非常に短いので、彼が不利な立場からスタートすることは事実だ。とは言うものの、状況が不利な時に成功できる人物がいるとすれば、それは彼しかいない!」

「そして我々にはオット・タナクがいる。彼ほど強い意気込みを持って新シーズンを楽しみにしている人物はいないだろう。2017年に向けてオットの準備が整っていることは、疑う余地がない。私は今年、彼から特別なパフォーマンスが見られると確信している」

「また我々の3人目のノミネートドライバーとして、エルフィン・エヴァンスがWRカーに戻ってくるのを見られることは素晴らしい。さらにエリック・カミリーがフォード・フィエスタR5で彼の進歩を続けることも喜ばしいことだ」

「ラリー・モンテカルロは本当に非常に特別なものになるだろう。そして我々は真っ向から試練に挑戦する準備ができている。それは簡単ではないだろうが、正直な話、フォード・フィエスタWRCのボディにカーナンバー1が付いていることで、この小さいながらも情熱的なチームは、これまで以上に燃えているよ!」