WORLDWIDE2018/06/20

ラトバラとハンニネン、今季初優勝

(c)Jari Matti Latvala

 ヤリ-マティ・ラトバラは、ユホ・ハンニネンとのコンビでフィンランド選手権第5戦ラリー・ポヒヤンマーのヒストリッカーカテゴリーで優勝を飾った。

 ラトバラは先週の水曜日から二日間にわたってユヴァスキュラでトヨタ・ヤリスWRCのテストを行ったあと、150kmほど北西に位置するセイナヨキをベースに行われるラリー・ポヒヤンマーに愛車のトヨタ・セリカGT-FOOR ST-165で出場している。

 SS1でのアクシデントによって金曜日の2つのステージがキャンセルされたあと、ラリー・ポヒヤンマーは土曜日の朝からスタート、ラトバラは最初のステージからラリーをリードして6つのステージすべてを奪って10分近いリードを築いてヒストリッカーカテゴリーで圧勝を飾っている。

 ラトバラとハンニネンは、初コンビを組んだ昨年のペウルンカ・ラリーでのヒストリック優勝に続いてこれが2勝目となる。

「ユホとのコンビで素晴らしい走りを楽しめた。僕らは優勝を飾り、また二人で素晴らしい思い出を作ることができたよ」とラトバラは語った。

 また、フィンランド選手権は最終ステージを前にして3人が0.6秒差にひしめく大接戦となり、若きエリック・ピエタリネン(シュコダ・ファビアR5)の速さの前に苦しいシーズンを送ってきたフィンランド・チャンピオンのテーム・アスンマー(シュコダ・ファビアR5)が、第5戦にして今季初優勝を飾っている。また、土曜日のオープニングSSのトップタイムでラリーをリード、SS7までラリーを引っ張る速さをみせたマルコ・マントゥ(シュコダ・ファビアR5)は惜しくも最終ステージでコースオフのためリタイアとなっている。

 また、ヤルッコ・ニカラ/足立さやか(スバル・インプレッサWRX STI)は、SM2クラスのトップで迎えた最終ステージのタイヤトラブルで惜しくもクラス4位に終わっている。