クロアチア・ラリーのWRC2チャンピオンシップは、ヨアン・ロッセル(シトロエンC3 Rally2)は、一度もトップを明けわたすことなく優勝を果たし、今季の開幕戦ラリー・モンテカルロ以来となる2勝目を挙げた。
新たな技術的なアップデートが施されたC3 Rally2のデビュー戦に臨んだロッセルは、金曜日のオープニングステージでWRC2カテゴリーのトップに立つと一歩も引かない走りを見せて、2位のニコラ・シアマン(VWポロGTI R5)に対して30秒をリードして初日を終えることになった。
しかし、シアマンがクラッシュしてラリーを終えたあと、代わって2位へとポジションを上げたニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアRS Rally2)が土曜日の午後から猛プッシュ、ロッセルのリードは11.5秒差まで縮められてしまった。
しかし、ロッセルは最終日、完璧な走りでライバルを抑えきり、最終的に16.1秒を引き離して優勝を飾ることになった。
WRC2チャンピオンのエミル・リンドホルム(シュコダ・ファビアRS Rally2)は、金曜日にトランスミッションリンケージの破損で8位まで後退したものの、ペースを上げて復帰し、3位表彰台を獲得した。
アドリアン・フールモー(フォード・フィエスタRally2)は初日のスロットルのトラブルで遅れていたが、最終日の朝にサミ・パヤリ(シュコダ・ファビアRS Rally2)を抜いて4位でフィニッシュ、2度のパンクに苦しんだガス・グリーンスミス(シュコダ・ファビアRS Rally2)が5位でフィニッシュしている。