カッレ・ロヴァンペラは、スタートの前日まで何の準備をしてない状況のなかで迎えたラリー・ポーランドが簡単にはいかないだろうと認めながらも、できれば優勝争いをしてチームにいいポイントをもたらしたいと語っている。
ロヴァンペラは、火曜日の朝に起きた交通事故によりラリー・ポーランドへの出場が不可能となったセバスチャン・オジエの代役として出場するため、急遽、プライベートジェットでポーランド入りした。
ロヴァンペラは、トヨタのスポーティングディレクターを務めるカイ・リンドストロームから電話がかかってくるとは想像もしていなかったと認めたが、チームが何を必要としているのかすぐに理解したと語った。
「もちろんもっとも重要なことは、セブ(オジエ)とヴァンサン(ランデ)が元気であるということだ」とロヴァンペラは語った。
「昨日は予想外の一日だった。カイ(・リンドストローム)から電話が掛かってきたとき、僕はジェットスキーのスパーグプラグを交換して、湖に行こうとしていたところだった。彼からの電話に出ると、それがどれだけ重大なことかわかった」
「もちろん、僕とヨンネ(・ハルットゥネン)はまったく準備ができていなかったから、ここに来るのは簡単な決断ではなかった。でも当然、僕たちはチームをできる限り助けなければならない。今年はポイントが非常に重要だから、助けに来たんだ」
ラリーに向けて何の準備もなく、レッキも1日でこなさなければならなかったロヴァンペラは、初めてのポーランド参戦で苦戦を強いられることを覚悟している。
「かなり大きな挑戦だ」と彼は付け加えた。「基本的に僕たちはラリー全体をほぼ1日でこなさなければならない。もちろん事前にビデオを見たりもしていない。今日の夕方と明日はかなり大変になるだろう。自分たちに何ができるか考えたい。このスケジュールでは間違いなく簡単ではない」
「このラリーに向けてマシンのテストをしていないので、何が可能かを判断するのは本当に難しい。シェイクダウンで、自分たちのやり方が正しいかどうかを確認する必要がある。どれだけ良いレッキをできるかにかかっている」
「もちろん普段はこういうラリーでは優勝争いをしたい。今週末はそう簡単にはいかないかもしれないが、チームにいいポイントをもたらすためにベストを尽くすつもりだ」