世界ラリー選手権で9度のワールドチャンピオンに輝いているセバスチャン・ローブが久しぶりにラリーに帰ってくる。ローブは、9月6〜7日に行われるフランス・ラリー選手権の一戦であるラリー・モンブラン・モルツィーヌをアルピーヌA110 GT+を駆ってスタートする。
ローブは2022年のラリー・モンテカルロでMスポーツのフォード・プーマRally1を駆ってWRC通算80勝という記録を達成、その年、4戦のWRCに出場したが、最近はスペシャルステージからも遠ざかってきた。今年、ローブが出走したのは6月にフランスで行われたラリー・ナショナル・グランフォンの一回のみでシュコダ・ファビアRS Rally2で優勝を飾っている。
2週間後、ローブは新たなマシンのステアリングを握ることになる。ローブは火曜日の夜、アルピーヌA110 GT+のカラーリングを明らかにした。
「学校に戻ったら、新しいおもちゃを買わなきゃね」とローブはジョークを飛ばした。
「9月初めのモンブラン・モルツィーヌのためのローレンと僕らのチームのおもちゃを特別にカラーリングしたよ、どう思う?」
ローブのコドライバーはガールフレンドオのローレン・ゴデイが務める。ふたりはこれまでに5戦のラリーに参戦し、そのうち4勝を挙げている。
アルピーヌのラリーカーを所有するのはフランス人のルドヴィク・ゴダール。ゴダールはこのマシンでフレンチ・ラリー・カップに2勝している。
今年50歳になったローブは、来年のダカールでは、ダチアのドライバーとして初勝利を目指す計画だ。ダカールに初参戦するダチアは現在、過酷な砂漠での戦いのためにダチア・サンドライダーを開発中している。