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(c)ROC
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セバスチャン・ローブが、レース・オブ・チャンピオンズ（ROC）で史上最多となる5度の個人戦優勝ドライバーとなり、モータースポーツの歴史をさらに塗り替えた。
ローブはこれまでROCで4度優勝しており、この記録は同じくフランス出身のWRC王者であるディディエ・オリオールと、現在W2RCで競うライバルであるマティアス・エクストロームと並ぶものだった。しかし、先週末にオーストラリアのシドニーで開催された2025年のイベントで勝利したことにより、通算5勝目を挙げ、歴代単独最多優勝者となった。
9度のWRC王者であるローブの快進撃は、金曜日のネイションズカップから始まった。ローブはF2ドライバーのビクター・マルティンスとともにフランス・チームを結成、オーストラリア（スーパーカー）のブロディ・コステッキとウィル・ブラウンを破り、フランスに2004年以来となるROCネーションズカップ優勝をもたらした。ノルウェー・チームのペター・ソルベルグとオリヴァー・ソルベルグは、ROCネーションズカップのディフェンディングチャンピオンとして第1ラウンドを免除されていたが、ヨハン・クリストファーソンとチャズ・モスタートが率いるオールスターチームに敗退していた。
土曜日の個人戦では、ローブは前回の成績により準々決勝へのシードを手にしていた。一方、決勝でローブと対戦することになるチャズ・モスタートは、予選グループでバルテリ・ボッタスとカート・ブッシュを破り勝ち上がった。
モスタートはその後、準々決勝で4度のF1王者であるセバスチャン・ベッテルを下し、準決勝ではスーパーカーのライバルであるブラウンを撃破した。一方、オフロード側のブロックで競うローブは、準々決勝でモリー・テイラー、準決勝でオリヴァー・ソルベルグを退けた。
決勝では、ポラリスRZRを駆って第1レースを制したローブが、続く第2レースでもFC2ラリークロスカーを操り勝利し、土曜日のレースを無敗で終えた。これにより、ローブは2003年、2005年、2008年、そして雪と氷の上で開催された2022年のROCに続く5度目の優勝を果たした。
「とても嬉しく、誇りに思う」とローブは語った。「素晴らしい週末だった。昨日はビクターが驚くほど速く、ネイションズカップで優勝することができた。そして今日は個人戦で決勝に進出し、優勝できた。本当に素晴らしい瞬間だった」
「正直に言えば、昨日ネイションズカップで優勝した後、すごくホッとした。そして『明日はプレッシャーなしで、とにかくプッシュしよう』と思って臨んだら、それが上手くいった。今年はドライバー間の競争が本当に激しく、素晴らしい週末だった。そして最後に勝てたことが何よりも重要だ」
