WRC2021/09/13

今季WRC最終戦ACIラリー・モンツァの開催が決定

(c)Toyota

 2021年世界ラリー選手権の最終戦としてACIラリー・モンツァが11月19〜21日に開催されることが発表となった。

 今季第12戦として予定されていたラリー・ジャパンは先週、COVID-19の感染状況に伴い中止となったが、昨年に続いてACIラリー・モンツァが今季もふたたび最終戦として開催されることが、WRC All Liveによるアクロポリス・ラリー・ギリシャの中継において公式に明らかとなった。

 北イタリアのモンツァ・サーキットをベースとして行われるモンツァ・ラリーショーが12月3〜5日予定されていたことから、当初は同じスケジュールのままACIラリー・モンツァ2021の開催がされるものと見られていたが、ジャパンが予定されていた翌週へのスケジュールを前倒しにしている。

 ACIラリー・モンツァ2021の詳細については週明け早々にも明らかになる予定だという。

 ACIラリー・モンツァは、昨シーズンはモンツァのサーキットと周辺道路で金曜日と日曜日の2日間、周辺の山岳地帯で土曜日を走るというルートで行われ、初タイトルをほぼ決めたかに見えたエルフィン・エヴァンスが雪が舞い始めたステージでコースオフ、セバスチャン・オジエが逆転で7度目のタイトルを獲得している。

 今年のACIラリー・モンツァでは、不評だったサーキット内の施設道路であるグラベルロードが一部工事のために利用できないために、サーキットの外の山岳地帯のステージなどを増やしたアイテナリーが検討されている模様だ。