ERC2019/08/15

新井大輝、世界最難ターマックで表彰台を目指す

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 新井大輝は、今週末に開催されるチェコ・ラリー・ズリーンには初チャレンジとなるが、この ERCイベントのことをまったく知らないわけではない。

 新井大輝は今季、マンフレッド・ストールが運営するチームSTARDからERCへの参戦を行っているが、彼の父親である新井敏弘も2013年にストール・レーシングのスバル・インプレッサ WRX STI R4でチェコ・ラリーに出場した経験をもち、大輝もこのときにレッキカーの同乗を許されてステージを見たことがあると明かした。

「父がスバルR4でチェコ・ラリー・ズリーンに出場したとき、僕もレッキカーの後部座席に座ることが許されたので、チェコの道路はすこしだけ知っているんだ。でも、実際には走ったことはあまりない」と大輝は語った。

 ERC1ジュニア選手権カテゴリーに挑む新井大輝にとってチェコ・ラリー・ズリーンは今季の4戦目のラウンドとなり、緒戦のラリー・リエパーヤでは5位、ラリー・ポーランドで、最終日の横転で惜しくもカテゴリー初表彰台を失ったあと、前戦ラリー・ディ・ローマでもパンクのために惜しくも表彰台を逃して4位となっている。ヨーロッパにおけるヨコハマ・ラリータイヤの開発プログラムを担っている彼は、世界一難しいターマックと評される今週末のチェコ・ラリーで初の表彰台を目指す。

「チェコ共和国のターマックは、世界一難しい舗装路と呼ばれている。ローマで経験したほどステージは速くなく、ツイスティではないことは知っている。しかし、雨が降った場合、道路は本当にトリッキーになると予想され、これはステージを非常に興味深いものにするだろう」