WRC2020/04/30

最も偉大なドライバーの決勝戦はローブvsサインツ

(c)wrc.com

 世界ラリー選手権公式サイトwrc.comがファンとジャーナリストの投票で選ぶ「史上最も偉大なWRCドライバー決定戦」は、決勝トーナメントの準決勝で2度のワールドチャンピオンであるカルロス・サインツが6度のワールドチャンピオンであるセバスチャン・オジエを僅差で破る波乱が発生、これによりフランス人同士の対決になることが予想された決勝は9度のワールドチャンピオンであるセバスチャン・ローブとサインツによって争われることになった。

セバスチャン・オジエ vs <WIN>カルロス・サインツ
 準々決勝で4年連続のワールドチャンピオンを経験しているトミ・マキネンを破ったサインツが、ファンの強い支持を味方にして準決勝でもふたたび快挙を達成した。サインツは24時間という投票時間の最後の数時間でオジエを鮮やかに逆転、投票率50.6%というこれまでに行われた対決のなかでもっとも僅差となる勝負を制して決勝戦へと勝ち進んだ。

<WIN>セバスチャン・ローブ vs ユハ・カンクネン
 9回の世界タイトル、79回の勝利を飾っているローブ、そして4度のタイトルと23回の勝利を飾っているカンクネンによる準決勝は、ローブが投票率88%を奪って圧勝することになった。北欧勢はここで姿を消すことになった。

 ローブとサインツによる決勝への投票は、wrc.comにおいて4月30日木曜日の(日本時間18時)にスタート、投票は5月4日月曜日のCET 10時(日本時間18時)まで行われ、その日の夜に「史上最も偉大なWRCドライバー決定戦」の最終結果が発表されることになる。