RallyCross2018/10/14

王者クリストファーソンがドイツRX初日トップ

(c)FIAWorldRallyCross.com

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 FIA世界ラリークロス選手権第11戦のドイツ・ラウンドが13日にエステリングで開幕、すでに前戦で今季のチャンピオンに輝いているPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR)がここでも速さをみせることになった。

 前戦USA RXで今季9勝目を飾っているクリストファーソンは、Q1ではチームメイトのペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロR)に続いて2番手タイムでスタート、Q2ではソルベルグとの対決を制してトップタイムでまとめて予選初日をトップで終えることになった。

「このコースで最初からいいスタートを切ることは難しいんだ。Q1ではいいスタートができたけれど十分な速さを発揮できずにペターのスピードを打ち負かすことはできなかったけど、ふたたびいいスタートができたQ2では最大限の走りをするつもりだったんだ」とクリストファーソンは語った。

「背後にはペターがピタリと続き、彼が非常に速かったことがわかった。そこで僕は3周目にジョーカーラップを行ったが、滑りやすいセクションをうまく走り抜けることができたのでギャップを築くことができたんだ。初日からいいペースをみせられて大変うれしいよ」

 ソルベルグはQ1の勝利のあとQ2ではクリストファーソンを追撃して激しくプッシュしたが、巻き上げられたダストに視界を失い、ターンインのタイミングをわずかに逃してワイドになったため、ここでは3番手タイムに終わり、初日は2位につけることになった。

 予選3位にはQ2で2番手タイムを奪ったEKSチームのアンドレアス・バックルド(アウディS1)が続き、予選4位には旧スペックのプジョー208WRX ながらQ1で3番手タイムと成長をみせるケヴィン・ハンセン、5位にはマティアス・エクストローム(アウディS1)、6位にティミー・ハンセン(プジョー208WRX)が続いている。

 また、Q1で5番手タイムと速さをみせたニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20)は、セバスチャン・ローブ(プジョー208WRX)を押さえて予選初日の7位につけている。