ERC2017/10/07

17歳のロヴァンペラ、ERCラトビアで予選トップ

(c)ERC

 日曜日に17歳の誕生日を迎えたカッレ・ロヴァンペラが、ラリー・リエパーヤの予選ステージでトップタイムを奪い、ヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)に華麗なデビューをすることになった。

 雨によって轍が生まれた難しいコンディションとなった3.02kmの予選ステージで、Mスポーツのフォード・フィエスタR5での初めてのラリーに挑むロヴァンペラは、いきなりフリープラクティスの1回目の走行から並みいるERCドライバーたちを抑えてトップタイムをマークすることになった。

 フリープラクティス2回目はラトビア選手権で彼とライバルだったニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビア R5)が速さをみせたが、3回目の走行で行われた予選ステージでロヴァンペラは、グリアジンを1.2秒も上回る1分32.327秒を叩き出して予選トップとなった。

 彼は水曜日にこのマシンでシェイクダウンを行う予定だったが、電気系のトラブルのためにあまり走行を行うことができなかったためにセッティングはほとんど行ってない状態だと語った。

「タイムはOKのようだね。僕にとってのゴールはこのクルマのことをよく知ることだ。僕にとっては新しいマシンなので、新しいセットアップを試したり、やるべきことがたくさんあるよ。このラリーではなにかを証明しなければならないものはないので、僕はマシンと僕自身に集中することができる」とロヴァンペラは語っている。

 ロシアのアレクセイ・ルクヤヌク(フォード・フィエスタR5)が2.09秒差の3番手、選手権リーダーのカイエタン・カイエタノビッチ(フォード・フィエスタR5)が2.9秒差の4番手で続いており、選手権で2位につけるブルーノ・マガラエス(シュコダ・ファビアR5)は高速で難しいステージでペースを見つけることができずに6秒遅れの9番手タイムにとどまっている。

 ドライバーたちは、土曜日のオープニングレグのロードポジションを、19時からリエパヤのグレートアンバーホールに隣接するスタートセレクションセレモニーで選ぶことになる。