2020年の世界ラリー選手権の正式なカレンダー発表はまだだが、ツール・ド・コルスがふたたび外れ、ラリー・メキシコのあとヨーロッパに戻らずにラリー・チリ、ラリー・アルゼンチンを走る、中南米での3連戦になりそうだ。
すでにフランス・モータースポーツ連盟(FFSA)には来季、ツール・ド・コルスがカレンダーに含まれないことが通達されたと見られており、本土に開催地を戻すことが2021年以降にフランス・ラウンドが復活する条件になるという。
コルシカが抜けたスロットにはラリー・チリが移動となり、ラリー・アルゼンチンより早く、今季より1カ月前倒しされて4月初旬の開催となることが、すでにWRCプロモーターからラリー・チリの主催者に伝えられている。
コルシカの代わりに日本のラリー・ジャパンがカレンダー復活するのは確実とされるいっぽうで、カレンダー入りが決定的とされるケニアのサファリ・ラリーに代わってカレンダーから落ちるのはラリー・ドイッチュランドになりそうだとされているが、ラリー・トルコの予算確保次第になるとの情報もある。
また、すでにラリー・フィンランドのカレンダー入りは決まっているものの、7月24日-8月9日に行われる東京オリンピックと日程が重ならないように地元のテレビ局から開催時期を移動してほしいとの要望が出されているようだ。