RallyCross2020/12/18

2021年の世界RXカレンダーが発表

(c)FIAWorldRallyCross.com

 2021年の世界ラリークロス選手権の10ラウンドからなるカレンダーが、16日に行われたワールドモータースポーツカウンシル(WMSC)において承認されている。しかし、FIAの発表では、IMGが撤退したあとの選手権プロモーターについてはまだ選定中としており、このカレンダーについても2021年の初めに最終的な決定を行うことを目指して更新された暫定カレンダーであり、すべてのイベントは新プロモーターとの最終合意を条件とすると歯切れの悪い説明となっている。

 世界ラリークロス選手権は昨年、アブダビのヤスマリーナサーキットで中東デビューを果たしたが、新型コロナウイルスによる規制のため、2020年の改訂されたカレンダーはすべてヨーロッパで開催されることになったが、2021年も開幕戦からヨーロッパを中心としたイベントが続くことになる。

 2021年の世界ラリークロス選手権は、5月22-23日にスパ・フランコルシャンで行われるベルギー・ラウンドで開幕、そのあと3戦連続して北欧ラウンドが開催される。ヘルで行われる第2戦ノルウェー(6月12-13日)の後、コウヴォラでの第3戦フィンランド(6月19-20日)、ホリエスでの第4戦スウェーデンの(7月3-4日)がそれに続く。

 第5戦はカタルーニャ・バルセロナ・サーキットで開催されるスペイン(7月24-25日)、第6戦はニュルブルクリンクで行われるドイツ(7月31日〜8月1日)という真夏の連戦が行われたあと、第8戦フランス(9月4-5日)がヨーロッパで開催されるという第7戦(8月21-22日)と中東またはアジアで開催される第9戦(10月15-16日)という2つのTBAイベントに挟まれてカレンダーに名を連ねている。そして2021年の最終戦は11月27-28日に南アのキラーニーと発表されている。

■2021年FIA世界ラリークロス選手権暫定カレンダー
1 ベルギー(スパ・フランコルシャン)5月22-23日
2 ノルウェー(ヘル)6月12-13日
3 フィンランド(コウヴォラ)6月19-20日
4 スウェーデン(ヘリェス)7月3-4日
5 スペイン(バルセロナ)7月24-25日
6 ドイツ(ニュルブリクリンク)7月31日-8月1日
7 (Europe) TBA(※後日発表)8月21-22日
8 フランス(ロエアック)9月4-5日
9 (Middle East /Asia) TBA(※後日発表)10月15-16日
10 南アフリカ(キラーニー)11月27-28日