WRC2018/08/21

50歳誕生日を制限速度50kmの標識で祝福

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツのダニエル・ソルドは、先週の木曜日に行われたラリー・ドイッチュランドのシェイクダウンに向かうときに制限速度50kmの道路を36km/hオーバーで走行し、900ユーロ(およそ12万円)の罰金を科せられている。

 偶然なことにこの日は、彼のコドライバーを務めるカルロス・デル・バリオの50歳の誕生日だったため、チームは小さなケーキとともに制限速度50kmを示す交通標識でシェクダウンから戻ってきた二人を祝福した。

 ソルドはドイツでは2位で最終日をスタートしたが、オープニングSSのグラーフシャフトの左コーナーでブドウ畑にコースオフ、どうにかコースに戻ることができたがフロントガラスとともに冷却系を壊してしまい、オーバーヒートのために続行を断念している。

「とにかくチームにとっても自分にとっても残念な結果になってしまった。土曜日を終えていいポジションにつけていたし、スタートして最初の数kmは信じられないほどグリップが得られていた。とても自信をもって攻めていたが、路面にグラベルがかき出されているコーナーでブレーキが少し遅れてしまい、ブドウ畑にオフしてしまったんだ」とソルドは語った。

「ここでフロントガラスが完全に割れて、ラジエーターにもダメージがあった。自分たちで応急修理を行い、次のステージに向かったが、水温が上がってしまい走ることを諦めることになった。ポディウムをめぐってバトルができてたし、スピードもあったが、結果がよくなさすぎた。いまは10月に母国で行われるスペインを楽しみに待つだけだ」