APRC2018/03/21

CUSCO RACING、2018年モータースポーツ計画発表

(c)CUSCO RACING

 株式会社キャロッセ(群馬県高崎市・長瀬 努社長)は、同社のオフィシャルチームであるCUSCO RACINGを始めとする各種カテゴリーの2018 年度モータースポーツ活動計画を発表した。

 キャロッセは「モータースポーツの極限状態で磨かれた、ホンモノの製品だけを供給する」ことを信条として「自社一貫システム」と「車種専用設計」を掲げ、モータースポーツを通しての製品開発を続けてきたが、創業から41 年目となる2018 年シーズンも、従来同様に、FIA アジア-パシフィック・ラリー選手権、全日本ラリー選手権などのラリー活動と、スーパー耐久、TGR 86/BRZ レースなどのレース活動、全日本ジムカーナ選手権、全日本ダートトライアル選手権など、モータースポーツ全般へ幅広く取り組む計画だ。

 アジア-パシフィック・ラリー選手権には、TRD(トヨタテクノクラフト株式会社)とのジョイントプロジェクトによるパワーユニットを搭載したキャロッセ・オリジナル車両のヴィッツ4WD とともにシュコダ・ファビアR5を加えた2台体制で挑む。

 トヨタCUSCOヴィッツ4WDは、パワーユニットを新たにトヨタ・レクサス2000cc直噴ターボエンジンに換装し、マイケル・ヤングをドライバーとして実戦開発のプログラムを拡大してAPRCシリーズ参戦を行い、APRC特認車両として、排気量の違いにより最低車重等の性能調整規制を受けての参戦となる。

 また、炭山裕矢は、ファビアR5で自身初のAPRCシリーズ参戦で好成績を目指すと同時に、ヴィッツ4WDの開発べンチマークとしての役務も担うことになる。

 日本スーパーラリーシリーズ(JSR)には炭山のファビアR5を始めCUSCO RACING として国内外の選手のサポートを含めてシリーズ参戦を予定しており、全日本ラリー選手権(JRC)」では柳澤宏至がスバルWRX STIでJN6クラスに出場、2013年以来となるトップカテゴリー参戦で好成績を目指す。また、JN5 クラスには川名 賢がシトロエン DS3 R3MAXで出場するほか、新たにチームに加入した横嶋 良がプジョー208 R2を駆り、2台体制での参戦となる。

 また、参加型ラリーとして「TGRラリーチャレンジ(TGRRC)」等への参加企画も継続して行う計画であることが発表されている。