WRC2019/01/04

Mスポーツ・フォード、ダンパーをZFに変更

(c)M-Sport

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは、2019年のFIAワールドラリーチャンピオンシップのためにドイツ企業のZFと新しくパートナーシップを結んだことを発表した。

 チームはZFと昨年から開発作業を開始し、今年の開幕戦ラリー・モンテカルロ以降はZFのWRCショック・アブソーバーを独占的に使用する予定だ。

 Mスポーツ・フォードはチーム創設以来これまでのレイガー・ダンパーを使用してきたが、フォルクスワーゲン・モータースポーツ時代からZFのザックス・ダンパーを使用してきたセバスチャン・オジエの薦めによって昨年のラリー・フィンランド以降のグラベルイベントにおいて彼のみがザックス・ダンパーを使用している。

 Mスポーツにとって、フォード・フィエスタWRCの継続的な開発は、引き続きチームの最優先事項であり、Mスポーツのラリー・エンジニアリングのトップを務めるクリス・ウィリアムスは、この新しいパートナーシップによって、マシンのパフォーマンスがさらに向上することを期待していると述べた。

「ZFとの開発作業は順調に進んでおり、今年、彼らをチームの一員として迎えられることが非常に楽しみだ。我々はフォード・フィエスタWRCの継続的な開発に焦点を当てており、この新しく貴重なパートナーと共にさらなる収穫が得られることを願っている」

 ZFレース・エンジニアリングのCEOを務めるノーベルト・オーデンダールは次のように語った。

「ZFはラリースポーツにおいて長くそして非常に成功した歴史を持っている。WRCの歴史でも有数のチームの1つであるMスポーツと新しくパートナーシップを結ぶことは、オフロードレースにおける当社のブランドと専門知識の促進に役立つだろう。我々は共にエキサイティングで成功するシーズンを送れることを楽しみにしている」