ERC2019/04/05

STARDストール代表「大輝の輝かしい将来に期待」

(c)STARD

 2019年にSTARD(ストール・アドバンスドR&D)からFIAヨーロッパ・ラリー選手権への参戦が決定した新井大輝。STARDの代表を務めるマンフレッド・ストールは、大輝が将来、トップドライバーとして世界で活躍できる豊かな未来をもっていることを固く信じていると語った。

 新井は今季、アライモータースポーツから全日本ラリー選手権に出場するほか、STARDの所属ドライバーとしてヨーロッパ選手権4戦に出場、ERC1ジュニア選手権のタイトルに挑むほか、電気自動車などの研究・開発を行う。

 STARDはモータースポーツをはじめとしたテクノロジーの開発を手がけるほか、世界ラリークロス選手権にチームを出場させており、今季もヤニス・ボウマニスを全戦に出場させるほか、元三菱ワークス・ドライバーとしてWRC参戦の経歴をもつヤニ・パーソネンを少なくとも5戦に出場させる計画をもっている。

 大輝は、彼の父である新井敏弘が2013年にストール・レーシングからERCに参戦したことが縁となり、翌2014年にオーストリア選手権2戦に出場した経歴をもっている。

 STARDにとってもERCへの挑戦は新しいプロジェクトとなり、ストール代表は大輝との新しいプロジェクトを楽しみにしているとコメントしている。

「大貴を我々のラリー活動と研究開発のドライバーとしてチームに迎えることを非常にうれしく思う」とストールは語った。

「我々は、彼がラリードライバーとしてキャリアをスタートした初期のころすでに一緒に仕事をしている。大貴はとても才能があり、近い将来に世界で活躍するトップドライバーとしての豊かな未来を感じている。我々はいま世界ラリークロス選手権参戦へ大きな重点をおいており、さらにSTARDとしてとてもエキサイティングなラリープロジェクトを始めることをうれしく思っている。エキサイティングなシーズンになりそうだし、大貴が素晴らしい結果を出すのを楽しみにしている」

 新井大輝のERCデビューは5月24〜26日にラトビアで開催される第3戦ラリー・リエパーヤとなり、それ以降、第4戦ラリー・ポーランド、第5戦ラリー・ディ・ローマ・カピターレ(イタリア)、第6戦バルム・チェコ・ラリー・ズリンに出場する。