ラリー・スウェーデンは、2025年から2027年までウーメオ市を中心に世界ラリー選手権として開催されることが決まったことを明らかにした。
ラリー・スウェーデンは長い間、南部のヴェルムランド市で開催されてきたが、雪不足を理由として2022年には北部のウメーオ市に戦いの舞台を移しており、これまで良好なスノーコンディションのもとで3回開催されている。
「ラリー・スウェーデンにとって、ウーメオ市がイベントの発展と共に歩んでくれることは安心材料だ」とラリー・スウェーデンのCEOであるアンナ・ノルドクヴィストは述べている。「私たちは現在、2025年2月に行われるウーメオでの4回目のWRCラウンド開催に向け、ウーメオとその周辺地域とともに私たちは毎年前向きな一歩を踏み出してきたと信じている」
ウーメオ市執行委員会のハンス・リンドベリ委員長は、ラリー・スウェーデンが市民の心の拠り所となっていることを今年のラリーでもはっきりと感じられたと語った。
「ラリー・スウェーデンがウーメオ市民の心の拠り所となっていることは、今年のラリーでもはっきりと感じられた。そして、この街と地域が世界選手権カレンダーの拠点であり続けたいと願っている。私たちは、市の人口を増やし続け、幅広い産業とともに、働きやすく住みやすい魅力的な都市をつくりたいと考えています。私たちにとってラリー・スウェーデンは、その活動の一環であり、さまざまな形でウーメオの発展に貢献する素晴らしいお祭りとなっている」とリンドベリ委員長は語っている。
WRCプロモーターのヨナ・シーベルも、今回の合意成立を喜ぶとともに、ウーメオが引き続きラリー・スウェーデンをホストすることに満足している。
「ラリー・スウェーデンは、スノーラリー以上のものであり、モータースポーツ界で最もユニークなファン体験のひとつであり、レッドバーン・アリーナはラリーファンが必ず訪れる場所のトップに躍り出た。私たちプロモーターとしては、ウーメオに戻れること、そしてラリー・スウェーデンの組織が安定することに大きな期待を寄せている」
2025年のラリー・スウェーデンの日程を含めた正式なWRCカレンダー`については次回のワールドカウンシルで発表されるものと見られる。