ラリー・トルコのポディウムは、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を迎えるために厳戒態勢のなかで行われることになった。
エルドアン大統領は、今回ラリー・トルコの中枢となったマルマリスのホテルで2016年に軍部によるクーデーター襲撃事件に巻き込まれており、危うく難を逃れている。
アスパランのサービスは日曜日、エルドアン大統領が訪問するため多数の警官やライフルで武装した軍による警備体制が敷かれ、ものものしい雰囲気となっていた。サービスには許可された車両以外の進入を認めず、チームやクルー、イベントのサポートおよびスタッフ全員は、氏名とパスポート番号を警察に提出することになったほか、サービスの入り口には金属探知器が設置され、X線による持ち物検索が行われ、通行するためには名前がマスターリストと照合され、パスポートを表示しなければならなかったという。
トルコ自動車スポーツ連盟(TOSFED)のセルカン・ヤジチ会長やトルコのスポーツ大臣が迎えるなか、ブルーのジャケットを着たエルドアン大統領がジャン・トッドFIA会長とともに見晴らしのいいポディウムに登壇、大統領自ら優勝したオイット・タナクらにトロフィーを手渡すというサプライズのポディウムとなった。