WRC2024/06/05

オジエ、2度の優勝経験をもつポーランド参戦へ

(c)Toyota

 セバスチャン・オジエは6月27〜30日に行われるラリー・ポーランドにトヨタGAZOOレーシングWRTから出場を果たす。

 2017年以来のWRCカレンダー復帰となるラリー・ポーランドのエントリーリストが公開、Rally1カー9台を含む44台がエントリーしたことが明らかとなった。

 トヨタは、エルフィン・エヴァンスと勝田貴元のレギュラーメンバー二人に加え、ポーランドで2014年と2015年に2度の優勝経験をもつオジエが4戦連続でチームに加わり、3台目のGRヤリスRally1を駆ることになる。ポーランドは夏の高速グラベル3連戦の初戦となるため、カッレ・ロヴァンペラがチームに復帰する可能性もあるとされていたが、今回はスキップし、初開催のラリー・ラトビアで復帰したあと、母国戦ラリー・フィンランドに出場するものと考えられている。

 ヒョンデ・モータースポーツは3台のi20 N Rally1を投入、2017年にポーランドで優勝しているティエリー・ヌーヴィルと前戦サルディニアで今季は初勝利を飾ったオイット・タナクの2人に加え、サードドライバーには2016年にポーランドで優勝しているアンドレアス・ミケルセンが復帰し、モンテカルロ、クロアチアに続いて今季3度目の参戦を果たす。

 Mスポーツ・フォードは3台のフォード・プーマRally1を投入する。アドリアン・フールモーとグレゴワール・ミュンスターをマニュファクチャラーノミネート、若きマルティンシュ・セスクスが初のノンハイブリッドのRally1カーで出場する。セスクスは次戦の母国ラウンドのラトビアではハイブリッドRally1カーを駆る予定だ。

 WRC2には23台がエントリー、前戦サルディニアをアレルギー症状のため欠場したオリヴァー・ソルベルグ(シュコダ・ファビアRS Rally2)が復帰することになっており、サルディニア勝者のサミ・パヤリ(トヨタGRヤリスRally2)との対決が注目されることになりそうだ。

 また高速グラベル戦に照準を絞っていたニコライ・グリアジン(シトロエンC3 Rally2)が今季3度目のポイント獲得イベントとして登録したほか、ガス・グリーンスミス(シュコダ・ファビアRS Rally2)、ジョシュ・マクアリーン(シュコダ・ファビアRS Rally2)、ラウリ・ヨーナ(シュコダ・ファビアRS Rally2)、ゲオルグ・リンナマエ(トヨタGRヤリスRally2)らが表彰台を争うことになりそうだ。