WORLDWIDE2019/04/26

オリヴァー、ジローデとコンビでオリンパス参戦へ

(c)Oliver Solberg

 スバル・モータースポーツUSAから4月27〜28日に行われるアメリカ・ラリー・アソシエーション(ARA)選手権シリーズの第3戦オリンパス・ラリーに出場する17歳のオリヴァー・ソルベルグは、伝説のコドライバーであるドゥニ・ジローデとコンビを組むことになった。ジローデは63歳であるため、46歳というドライバーとコドライバーの史上最大の年齢差のコンビとなるかもしれない。

 オリヴァー・ソルベルグの今季のレギュラー・コドライバーを務めるアーロン・ジョンストンは、ESTA(電子渡航認証システム)の事務手続きに関連する問題を解決できずにアメリカに入国できないことが判明したため、ラリーが始まる直前、ペター・ソルベルグが急遽、ジローデにコンタクトをとって17歳と63歳のコンビでの出場が決まることになった。

 1955年生まれのジローデは40年近いコドライバーとしての経験を誇り、これまでにディディエ・オリオールやアルミン・シュヴァルツ、ステファン・サラザン、ブライアン・ブフィエらと通算188戦のWRCに出場、5勝を飾っている。

「アーロンがこうした問題を抱えてしまい、オリンパス・ラリーに間に合うようにここに着くことができなかったのは本当に残念だよ。特に最近のテストでペースノートに懸命に取り組んだ後だけにね」とオリヴァーは語った。

「アーロンなしでこのラリーに出場するのは大きな挑戦だが、僕はジローデがこのイベントのための一回だけコドライバーとして加わってくれることに興奮しており安心しているよ。彼は素晴らしいコドライバーであり、優れた経歴をもっている。このような土壇場で彼のような人物がコドライバーになってくれることは不可能だと思っていた」

「これまで一緒に仕事をしたことがないため、100%で行くことは最初は難しいだろうが、それでも僕たちはいいフィーリングで最高の結果を得ることができると確信しているし、できるはずだ!」

 オリヴァーは、スバル・モータースポーツUSAからのデビュー戦となった100エーカー・ウッド・ラリーでは2位を飾っている。

「100エーカー・ウッド・ラリーはスバル・モータースポーツUSAとの素晴らしいスタートになったし、オリンパスのステージもとてもいいようだし、楽しみにしているよ」

 オリヴァーは、来週はヨーロッパに戻り、ジョンストンとともにラトビア選手権にフォルクスワーゲン・ポロGTI R5で出場するための準備を開始する予定だ。