WRC2021/03/07

クロアチア・ラリーが正式なアイテナリーを公開

(c)Croatia Rally

 4月22〜25日に世界ラリー選手権として初開催されるクロアチア・ラリーが、正式なアイテナリーを公開した。

 クロアチア・ラリーは、隣接するスロバキアの国境に近い首都ザグレブ近郊のオールターマックの伝統的なステージにおいて4日間にわたって22SS/302.06kmで開催される。ヘッドクォーターはザグレブ国立大学図書館におかれ、サービスパークは首都の中心部メドヴェドグラード地区にある展示パビリオンをもつ複合施設であるザグレブ・フェアに設置される。

 1月末にはすでにラリーマップとともにスペシャルステージの距離も公開されたが、ステージ名についてはふせられており、アイテナリーとともに今回初めて公開されることになった。

 22日木曜日の朝、サービスパークから数キロ離れた場所にあるメドヴェドグラド(4.60km)でシェイクダウンが行われたあと、その日の20時38分から行われるSS1スーパーSSザグレブ・フェア(1.63km)で開幕する。

 23日金曜日はザグレブ西南エリアで行われるルデ〜プレシヴィツァ(6.94km)、コスタニェヴァツ〜ペトゥルシュ・ヴルフ(23.67km)、ヤシュコヴォ〜マリ・モドゥルシュ・ポトク(10.10km)、ペチュルコヴォ・ブルド〜ムレジュニチュキ・ノヴァキ(9.11km)の4ステージをザグレブ・フェアのサービスを挟んで2回ループしたあと、初日と同じスーパーSSの2回目の走行を行う9SS/101.45kmの一日となる。

 24日土曜日も同じくザグレブ西南エリアの一日となり、マリ・リポヴェツ〜グルダヌチ(20.30km)、ストイドラガ〜ゴルニャ・ヴァス(20.77km)、クラシッチ〜ヴルシュコヴァツ(11.11km)、ヴィンスキ・ヴルフ〜ドゥガ・レサ(8.78km)の4ステージをサービスを挟んで2回ループする8SS/121.92kmのラリー最長の一日となる。

 25日日曜日の最終日はザグレブ北部で行われるブリズネツ〜ピラ(25.20km)とザゴルスカ・セラ〜クムロヴェツ(13.33km)の2つのステージをノーサービスで2回ループする4SS/77.06kmの一日となり、2回目のザゴルスカ・セラ〜クムロヴェツの走行がパワーステージとして行われてボーナスポイントが与えられる。

(地名表記協力:駐日クロアチア共和国大使館)