WRC2024/04/08

コヴァライネン、術後の順調な回復を報告

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 全日本ラリー選手権チャンピオンのヘイッキ・コヴァライネンが上行大動脈瘤の手術を終え、回復に向かっていることを自身のソーシャルメディアで報告した。

 2年連続で全日本チャンピオンに輝いているコヴァライネンは、今季、チーム・アイセロのトヨタGRヤリスRally2で3連覇に挑む計画だったが、シーズンを前に定期的な健康診断を受けた結果、医師が上行性動脈瘤を発見。コヴァライネンは手術を受けるためにモータースポーツ活動を一時休止することを3月の全日本開幕戦ラリー三河湾を前に明らかにしていた。

 コヴァライネンは、自身のインスタグラムのチャンネルで手術が無事に終わったことを報告するとともに順調に回復していると語っている。

「昨年末に上行大動脈瘤と診断された。基本的に上行大動脈の一部がかなり拡張していたんだ。冬の間もラリーやその他の活動に参加できなかったのは、こうしたことが理由だった。ここ数カ月、私は医師団と選択肢を検討してきた。どうするのか、何ができるのかについて話し合い、手術に踏み切ることを決め、先週、(中央フィンランドにある)タンペレ大学病院の心臓病棟で手術を受けたんだ」

「医師、看護師、助手の素晴らしいチームのおかげで手術はうまくいったよ。開胸手術だったので、胸のこのシャツの下にはずっと痕が残ることになるが、でも手術はうまくいった。上行大動脈の病気の部分を切り取って、人工血管を入れたんだ。予定していたすべてうまくいったよ」

 コヴァライネンは、回復にはまだしばらく時間がかかるとしているが、将来的にはこれまでどおりの仕事に戻れるはずだと語っている。

「明らかに大きな手術だったので、数日は気分がよくなかったが、その後はかなり良くなった。今はもう自宅に戻って回復しているし、経過もかなりいい」


「完全に回復するチャンスはあるし、体力を取り戻せると思う。もちろん、最終的にどうなるかは時間が解決してくれる。でも今のところ、見通しはかなりいい。だから、とても満足しているよ」

「とにかく僕は回復を続け、できれば外に出て、少しずつ活動量を増やそうとしている。そして一番大事なのは、胸の骨が治るのにどうしても時間がかかるので、それがうまく治ればいつもの生活に戻れるだろう。みなさんとはまた近いうちにお目にかかりましょう!」