WRCプロモーターのマネージングディレクターを務めるオリヴァー・シースラは、先週末に行われたサファリ・ラリーは、2020年に世界ラリー選手権へ復帰するにふさわしいイベントだったと語った。
ケニア・モータースポーツ連盟主催し、WRCキャンディデート・イベントとして先週末に行われたサファリ・ラリーは安全性に関わる問題は一切なく行われたと伝えられており、WRCマネージャーを務めるアンドリュー・ウィートリーと安全委員のミシェル・ムートンからのFIAレポートの提出を待って、サファリ・ラリーを含んだ2020年のカレンダーが今週の間に承認されると見られている。
「WRCプロモーターの面からは、サファリ・ラリーは(WRC)チャンピオンシップに戻るべきだ」とシースラは語った。
「当然、我々はFIAの報告を待たなければならないが、しかしこれは非常に、非常に良かった」
イベントのスポーツ的な面での唯一の問題は、最終ステージのコンディションが悪化したことで、多くのマシンが深い砂の中でスタックしてしまい、牽引を待たなければならなかったことだ。このなかにはゴール目前で優勝を逃したマンヴィール・バリアン・シンのシュコダ・ファビアR5も含まれていた。
ナイロビでのセレモニアル・スタートには、ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領が出席しただけでなく、ヒュンダイ、Mスポーツ、トヨタの視察チーム、さらにWRCプロモーターとFIAの代表も出席した。
シースラは、次のように付け加えた。「このイベントには、政治的側面およびスポーツ的側面から非常に良い支持がある」
「ここには、このアフリカらしい環境の中で最も壮観なイメージと現代的スポーツの組み合わせが存在している」