WORLDWIDE2023/08/28

セメナク開幕7連勝、スバルWRXがデビューウィン

(c)Subaru Motorsport USA

 アメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)選手権第7戦のオージブウェ・フォレスト・ラリーが8月24日〜25日にアメリカ・ミネソタ州で開催され、スバル・モータースポーツUSAのブランドン・セメナクが新型スバルWRXでデビューウィンを飾った。

 スバルUSAにとって待望のニューマシンデビューとなった。新しいスバルWRXは、スバルUSAのテクニカル・パートナーであるバーモント・スポーツカー(VSC)がゼロから新設計、1年半の開発期間を経て、先週末のオージブウェ・フォレスト・ラリーでARAに投入されている。

 セメナックとコドライバーのキートン・ウィリアムズは今季開幕戦のスノー・ドリフト・ラリー以降、6戦連続で優勝を飾り、すでに前戦ニューイングランド・フォレスト・ラリーで2年連続のARAチャンピオンを決めている。オージブウェ・フォレスト・ラリーでの優勝経験はないものの、二人は初日、8ステージすべてでベストタイムを奪って早くも後続に8分44秒もの大差をつけてリード、最終日の終盤にはパンクで50秒近くを失う場面もあったが、残りの6つのステージすべてを制してリードを10分52秒まで広げて7連勝を飾ることになった、

「新しいラリーカーは明らかにすごい、チームは素晴らしい仕事をやり遂げた」とセメナクは語った。

「前のマシンで学んだことを、より近代的なエンジニアリングとコンポーネントでこのマシンに反映させた。クルマは運転するのが楽しくて、とても楽しかったよ」

 ARAの次戦は10月に行われる今季最終戦のレイク・スペリオール・パフォーマンス・ラリーとなる。