ダニエル・ソルドは、今週のラリー・イタリア・サルディニアでは7番手という絶好の走行ポジションから3度目の優勝を狙う。
ソルドは過去20回行われたラリー・イタリア・サルディニアで14回出場、2度の勝利と5回のポディウムフィニッシュを果たしている。
ソルドの経験は不足していないし、勝ち方も知っている。前戦ラリー・デ・ポルトガルでも3位でフィニッシュして勢いを掴んだ彼は、サルディニアはタフな戦いになるとしながらも、優勝争いにからみたいと意欲をみせている。
「サルディニアは今年のこれまでのグラベルイベントとは違った挑戦だ。道幅がナローなので、どんなミスも許されない。サルディニアでミスをすれば、その代償を払うことになる。このイベントでは出走順が非常に重要で、後方からスタートした方が、先頭のマシンよりもクリーンなステージを走れることが多い」とソルドは語った。
「全長50km近いモンテ・レルノのステージは、真の挑戦になると思う。ポルトガルでは37kmのステージがあったが、その時でさえ集中力を切らさないようにするのは大変だった。この週末の目標は最低でも表彰台に上ることで、できれば優勝を狙える位置につけたい」
彼のコドライバーを務めるカンディド・カレーラは、ラリー・イタリア・サルディニアは、ステアリングを握るドライバー同様、コドライバーにとってもチャレンジングな週末になると予想する。
「悪路が多くて暑いので、体力的に非常にタフなラリーだ。さらに、毎年異なるステージが組み合わされるので、慎重に適応し、過去のノートを活用する必要がある。このラリーで最も厳しいのは、レーシングラインが定まらないセクションが多いことと、クレストの直後にタイトなコーナーを伴うクレストが沢山あることだ。そのため、ドライバーに適切なタイミングで情報を提供するために、高い集中力を維持しなければならない。そして、疑うまでもなく、最大の難関はモンテ・レルノからサ・コンチェッダまでの49kmのステージだ。初日を終えて良い順位にいるためには、ドライバーもコドライバーも非常に速く一貫したペースを維持しなければならないだろう」