WRC2021/09/25

ソルベルグ、ドリューとフィンランドへ参戦

(c)wrc.com/WRC Promoter

 オリヴァー・ソルベルグは、経験豊富なコドライバーのクレイグ・ドリューとともに来週行われるラリー・フィンランドをスタートすることを発表した。

 ドリューは、デビッド・ヒギンズのコドライバーとして2011年から2019年までの9シーズンで8度の北米チャンピオンに輝いており、ソルベルグが2019年にシリーズに参戦したときにスバル・モータースポーツUSAのチームメイトだった。

 ソルベルグは先週、3年にわたってコドライバーを務めてきたアーロン・ジョンストンとアクロポリス・ラリーを最後に別々の道を歩むことを発表しており、来週のフィンランドではドリューとともにヒュンダイ・モータースポーツNのi20 N Rally2で参戦する。

「クレイグはいい奴で、元チームメイトであり、僕がよく知っている人物だ。彼と一緒に仕事ができることを楽しみにしているよ」と木曜日に20歳の誕生日を迎えたソルベルグはソーシャルメディアでコメントしている。

 このパートナーシップは、いまのところソルベルグが正式なコドライバーを決定するまでの間、フィンランドのみに限定されるとものとなる。ドリューは、世界ラリー選手権屈指の高速ラウンドを新たなコンビでスタートすることは容易ではないと認めつつも、ソルベルグとは以前からよく知っているため意気投合するのに時間はかからないと語っている。

「この機会を与えてくれたソルベルグ・ファミリーとヒュンダイ・モータースポーツに感謝している」と48歳のドリューは語っている。

「新しいマシンと新しいドライバーのもとで挑むには大変なイベントになるが、僕は2019年にオリヴァーのチームメイトとして仕事をした経験があるので、僕らが意気投合するのに時間はかからないはずだ。イベント前のテストで一緒に作業を行い、彼のペースノートシステムでのリズムをつかみ、この象徴的なイベントに向けてできる限りの準備をしていきたい」

 ソルベルグは、2月に開催されたアークティック・ラリー・フィンランドではラップランドの凍ったステージでWRカーデビュー戦だったにもかかわらず7位に入賞しているが、ラリー・フィンランドのジェットコースターのようなグラベルロードではデビュー戦となるため、勝利を狙いに行くのは賢明ではないと語っている。

「今年一番の楽しみにしていたラリーかもしれない」とソルベルグは語っている。「2月のアークティック・ラリー・フィンランドでフィンランドの雰囲気を少し感じたが、今度こそはずっと夢見ていたイベントになる」

「もちろん僕にとって今回が初めてのラリー・フィンランドの初めての挑戦になることを忘れてはならない。この道を隅々まで知り尽くしている、とても速いドライバーたちがいることは知っている。彼らに勝とうと考えるのは賢明ではないし、僕としては、これまでの経験を生かして、ドライブを楽しむつもりで行かなければならない」