Raid2019/04/16

ダカール、サウジアラビアでの未知なる冒険へ

(c)Dakar Rally

 ダカール・ラリーの主催者は月曜日、南アメリカでの10年間を終え、来年はサウジアラビアの砂漠に戦いの舞台を移すことを発表した。ダカールのディレクターを務めるデビッド・カステラ(右)は、サウジアラビアでの未知なる冒険を楽しみにしていると語った。

 アフリカの美しさを見い出してから30年、そして南アメリカの壮観な地形を探索する11年の冒険を終え、世界最大のラリーはサウジアラビアで中東デビューを果たして歴史に新しい章を迎える。

 エチエン・ラヴィーニュ(左)に代わって新たにダカールのディレクターを務めるカステラは、未知への探索と旅路は、常にラリーの本質の一部だと語った。カステラはかつてはモトの選手としてダカールに出場したあと、一度、ASOのスポーツディレクターに就いたことがあったが、シリル・デプレのナビゲーターとして2015年に競技に復帰、2018年はステファン・ペテランセルのナビゲーターを務めている。

「ダカールに関する私の最初の思い出と選手としての私の最初の経験を振り返って、私はこのラリーは未知の発見と旅路という唯一無二の概念を持っていると常に考えてきた。当然私は、サウジアラビアに行くことに夢中になっている」とカステラは語った。

「すべてのライダー、ドライバー、そしてコパイロットがそのような気持ちを共有してくれると私は確信している。イベントのディレクターとして、無限の可能性を秘めた空白のページに直面することは大きな挑戦だ。大胆なアイテナリーにぴったりなこのような巨大な地形でコースを設計することは、私をすでに奮い立たせており、ワクワクしている。我々はあり余るほど選択肢を持っている。スポーツ、ナビゲーション、そして自分自身を凌駕する意志。当然のことながら、これらのすべてがラリーレイドに向けて、この地域に栄光を与えるだろう」